様々なワークの形状や刻印方法に応じた
刻印機の特集記事をご紹介します。
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でっかい文字をマーキングしたい場合、ワークにより様々なマーキング機器があります。
刻印には打刻したいワークや文字サイズによって様々な形があります。
写真のナンバリングヘッドは30年以上前に実際に販売実績のあるナンバリングヘッドで通称「金ヘッド」です。
某鉄塔メーカー様に3台販売し、一台は展示品として真鍮メッキを施し展示してあります。
刻印の特長は仕様や文字サイズ、使用プレスによって大きい文字を打刻することができ、深く打刻することで文字が消えず、非常に美しい仕上がりになり、文字自体が実印と同じ効果を持つので、盗難や偽造防止にもなります。
デメリットとしてはワークや仕様が変更になると更新や改造費用が高価になることです。
先端に付いた超硬の針をエアーの力で高速振動させることで文字やロゴマーク等を刻印する装置です。
レーザー刻印機に比べ、イニシャルコストもランニングコストも安いので、レーザーの代替機としても注目されています。
文字の大きさも、仕様機種のマーキングエリアによって異なりますが、0.5㎜〜99㎜まで自由に選択することが出来ます。
特長は非常に安価で大きい文字をマーキングでき、様々なワークにも適応できる汎用性にあります。ドット式や罫書き式もあるので、使用に応じてラインに組込むことも可能なので、万能タイプのマーキング装置と言えます。
大きなデメリットはありませんが、文字の品質にこだわる打刻深さが必要なワークには多少不向きかもしれません。
通常パソコンなどに接続するインクジェットプリンターとは異なり、速乾性のインクの粒を高速で飛ばしマーキングする装置です。
従来、食品業界などでよく採用されており、身近な所ですとペットボトルのキャップに記載されている賞味期限の表示などはこのタイプのマーキング装置が使われています。
非接触のマーキング方法なので、ワークに傷をつけずに素早くマーキングできるのが特長です。
デメリットとしては、インクなので打刻深さが全く無く、油が付着したり、強く擦ると文字が消えてしまいます。
近年では、食品業界だけに留まらず大型のワークを扱う他業界にも取り入れられています。
インクヘッドを並列に並べ配置することでドットプリンターのように文字やロゴなどを印字できる装置もあります。
こちらの特長は40㎜〜330㎜の大きな文字をマーキングすることができ、高温のワーク(最大1000℃)の熱間材にもマーキングが可能なので、鉄鋼業界などでも採用されています。